長男(4)の知的好奇心を満たすため、上野にある国立科学博物館へ行ってきました

親の私はほとんど行ったことがなかった、上野の国立博物館

長男が大好きな恐竜の骨格標本がたくさんあるとのことで、休日を利用して行ってきました。

入り口では大きなシロナガスクジラさんがお出迎えしてくれますが、息子はそれだけで大興奮。

「ふーん、こんなものがそんなにうれしいのかねえ?」と、思いつつ、子供が喜んでくれたのなら、親はそれだけで満足なのです。

 

さて、子どもがいない頃は田舎に住んでいたので、若い時に一人で東京の美術館や博物館に来た時には、そのスケールの大きさにとてもびっくりしたのですが、果たして、まだ4歳の息子は、それを見て回ることができるのか?

今回はそれがとても不安でしたが、好きなもの見たさに、それはそれほど苦ではなかったようです。(特に興味ないけど無理やり同行させられた姉は途中で飽きてたけど。)

 

今回の国立博物館行きのきっかけとなったのはこちらの絵本

13800000000ねん きみのたび 坂井治/さく・え | ノンフィクション、学芸 | 光文社

本屋さんで息子がなんとなく見つけた絵本です。

この絵本は国立科学館の展示の一つである地球史ナビゲーターというものを元に作られており、宇宙史、生命史、人間史の壮大な物語を子供にもわかりやすく見ることができるものです。

博物館では、このナビゲーターを元に各展示がされているようなものです。

すべての始まりは原子、そして、地球ができて、そこから今の生命の歴史が始まったのですね?

私、息子の10倍ほど生きていますが、今までそんなこと考えたこともなったです。

 

博物館は大きく二つに分かれていて、一つは地球生命史と人類について展示されている地球館、もう一つは日本列島の自然と現在の私たちについて展示されている日本館です。

建築様式はルネッサンス様式を基調として建てられた日本館は、B1F~3Fまでの全4階建ての建物です。
1928年に着工され、1930年に完成、1931年にオープンしたそうです。国指定重要文化財に指定されています。

息子はもっぱら地球館の恐竜の骨格標本に夢中。

アロサウルスのほぼ全身揃った、化石の骨格標本は圧巻でした。

それ以外にも、恐竜って、ものすごく大きくて、まだ人間がいない大昔に、こんなのがその辺歩いていたのかな?と思うと、なんだかとても不思議。

現代の技術で恐竜が生きていたころのことがどんどん解明されていくのはもっと不思議。

私自身はそんな恐竜に興味を示したことは今までの人生で一度もなかったわけで。

恐竜に夢中になっている息子と、パパに対して、「それって覚えてもテストに出ないんでしょう?」なんて言って怒られてしまったわけで。

そんな私からしてみると、恐竜に魅かれる理由がよくわからないんだけど、今になって、結構勉強して、パパにちょっと褒められてうれしかったりしています。

 

 

そんな私が魅了されたのは、

日本館の「東京、谷中で発見されたミイラ」です。

こちらは、ご遺体の尊厳を守るため、写真撮影は禁止されているので、ネットなので映像で見ることができないので、ぜひ実物をご覧いただきたい。そしてもう一度、ゆーーーーーっくり見たいと思うのですが、非常にきれいな状態で安置されいます。

特に髪の毛の感じが、とてもきれいでした。

これ見てるだけで、江戸時代にトリップした気持ちになれるのはどうしてでしょう?

 

今はいろんな技術が発達して、いろんなものが身の回りにあって、ほとんど不自由なく暮らせる世の中を生きていて、私にとってはそれが当たり前。

だけど江戸時代って、何にもなくても、多くの人が楽しく過ごせた時代なんじゃないかな?って勝手に思っています。

そんな憧れの時代に生きていた人が、そこにいる。

どんな一生を送っていたのか?詳しいことはわからないけれど、穏やかなその表情が、人生を全うしていたことを語っているのではないでしょうか?

そんな風に感じました。

 

今回子供と博物館に行ってみて思ったのは、小さい子供を連れての科学館や博物館、美術館めぐりは精神的にも体力的にもものすごく大変なのだけど、それでも、子供と一緒に行くことによって新しい発見もできるし、親子で楽しむこともできると感じました。

親として、質問されたときに「知らない」では済まされないので、ちゃんと勉強しないといけませんからね。

子どもと休日少しだけでも良いから、行ってみると良いかもしれません。