育児も大事な仕事

専業主婦のママ友さんのご主人は「俺が稼いできてやっているんだ」というセリフを言うらしい。

私が一番嫌いなセリフ。

では、「私が稼いでくるので、どうぞ専業主婦をやってみてくださいって言ってみたら?」と言ったら、

ママ友さんは「でも、私は旦那みたいに稼げないからさ~」と、おっしゃる。

そうでしょうか?

今は男女雇用機会均等法も施行され、給与に男女差はありません。

もちろん、勤続年数による給与差は仕方がありませんが、能力やスキルを身に着けていけば、ある程度まではたどり着けると思います。

なので、「旦那のように稼ぐことができない」と、自分をさげすむ必要は全くないのではないかと思います。

 

しかし、旦那は絶対に専業主夫をすることは難しいと思います。

その証拠に、キャリアウーマンとしてバリバリ働いているお母さんは多数いても、専業主夫として実際にやっているひとはごくごく少数でしょう?

 

掃除や洗濯はもちろん、食事の準備は、家族の健康管理をしたり、子供それぞれの好き嫌いを考慮した献立立て。

子どもの休みの日には、家事をさっと終わらせて、子供を遊びに連れて行く。自分が遊んでいるんじゃなくて、子供を遊ばせるわけです。事故などがないように、ずっと見張ってなきゃいけません。合間にスマホチェックなんかしてたらダメなのですよ(笑)

学校や幼稚園、保育園などの保護社会活動、子供の宿題を見たり、習い事の送迎などが日常的にあります。

子どもが体調を崩せば、看病もしなければなりません。症状によっては夜中だろうが何だろうが、病院に連れて行く必要もあります。そうなった場合は自分が休む時間がなくても、子どもの様子を診ていないといけません。

専業主婦を舐めないでほしいと思うのは、専業主婦の勤務時間は365日、24時間、休憩なしですよ。小さい子を育てていたらトイレ行くこともできないですからね。朝から晩まで座ることもできません。

旦那がその辺で寝っ転がっていても、主婦が寝転がっていたら大問題ですからね!

体調を崩す旦那がその都度きちんと休んでいるのを、「うらやましい」と思いながら、多少体調が悪くたって、休みはなしなわけですです。

そして、この業務を基本的には「一人で」しなければならないわけです。

社会から断絶された空間で一人でこなさなければなりません。社会的なつながりを求める女性としては、苦痛なことです。

 

それでも、専業主婦として家事育児の業務をする人がいなかったら、ご主人だって思うように働くことができないはずなのです。

万が一、奥様がいなかったら?

子どもの世話はだれがしますか?食事の用意は?洗濯、掃除は?

その場合はもちろん、お金を払って、外注することになるわけですよね?

専業主婦はその部分を無償で、すべて賄っているわけですから、なんだか「俺が稼いだ金」とかそういう発言はしてほしくないと思うのです。

 

ママ友さんにも「パパのお金」とか、そういう考え方はよくないんじゃないかな?

と、言ってみましたが・・・私の意見にはあまり賛同できないような雰囲気でした。

 

けど、実際にお金を稼いでくなくても、主婦は偉いんだよ!!