だいぶつさまのうんどうかい

小さいのが3人もいるとなかなか絵本タイムも取れないのだけれど、絵本は大好きです。

今回見つけたのはコレです。

ちょうど運動会シーズンですから、運動会ネタに食いついたわけですが、さらに仏様たちが運動会って!?

と、かなり興味を引く内容でしたが。

そもそも仏様は、競ったりするイメージもないし、アクティブに動き回るイメージもありません。全くありません。

でも、今日は仏様たちの運動会です。

それぞれの仏様の特徴や名前も、小さな子供でもわかるように描かれているのが素敵です。

一度は怖いとか言われた仏像も、この絵本を見た後なら、一緒に見に行ってくれるかな?と、仏像に詳しいわけではないけれど、仏像を見るのが好きな私は淡い期待をいだきます。

 

さて、この絵本の本質ですが、

仏様たちだって失敗するし、けんかもするのです。

人間離れした仏様たちの、人間臭さに共感するし、安心するわけです。

 

そんな中でもなんとかみんなに着いていこうとする大仏様が健気です!

私だったら、たぶん「無理」といってお手上げして帰ります。

誰になんと言われようとも絶対帰るはずです。

でも大仏様は頑張るのです。少し見習いたいところです。

 

ここに出てくる大仏様の様に、規格外の人間がなじめずに苦労する場面は人間ならよくある日常じゃないですか?

 

私もちょくちょく直面する場面です。

争いたいとか、そういう気持ちは全くないのに、戦闘心むき出しで向かってくる人たまにいますよね(笑)

 

そんな人間関係のドロドロを考えつつも、仏様の絵を見ているだけで癒されてしまうのが、この絵本なのです。

 

 

f:id:miura-frotier:20171031220604j:plain